過眠・冬眠の問題点 睡眠について 3
過眠は怠け心からではない
今朝、11時間半寝て「排泄欲求」を期に、文字通り「気合い」で起床し、朝食を摂った。だが「眠たい」という意識とは別に瞼がどうにも閉じてくる。体もずぶずぶとその場に崩れ落ちてくる。「今日はアレと、コレとこれもしなくては」と思いはするが、体が重くどうにもならない。フラフラと自室へ戻り、即刻寝た。気合いでは過眠はどうにもならない。
結局その後2時間半寝て、合計14時間睡眠だ。これでは社会復帰など、遥か彼方の霧の中だ。この嘆きは、精神疾患者以外にはなかなか理解されない。
冬眠症と睡眠サイクルの概要
▷▷▷『動物としての本能と冬眠症 』 『 鬱期の睡眠サイクル 』
過去記事を参照頂きたいが、簡単な概要を再掲する。
冬眠症
36時間眠りっ放しなどザラ
トイレは1日1回以下
食事は1日1回以下
水分補給は1日2、3回程度
体温は平熱より1℃低い、35.2℃
血圧は上(収縮期)が52~56mHmg程度
鬱期の睡眠サイクル
①不眠
②冬眠
③超不眠
④超過眠
⑤過眠
⑥不過眠「焦り有」「焦り無」
⑦不眠「焦り有」「焦り無」
☆⑥⑦は「焦りの有無」で小循環
☆⑥⑦で中循環
今回は太字の冬眠・過眠について
②冬眠期の問題
「心(気合的な意味で)の問題」と捉える夫には、何度も布団を剥がされた。それでも起きるなり、文句を言うなり、布団に再度潜り込む動作等は全くみられず、只管懇々と眠り続ける自分に「異常さ」を感じたらしい(かといって、「脳の疾患」との認識は得られず)。食事もテーブルの自分の席に朝昼晩の分と、どんどん並んでいくが(←超プレッシャーで余計悪化する)、全く減らず。水分補給どころか、トイレの形跡がない。「どうなっているのだ?」と母が先ず家庭用血圧測定器で測ったそうだが、計測不能でエラーが出る。怒る夫に無理矢理腕を掴まれ起こされたら、一瞬目覚めたが(覚醒記憶あり)その場に昏倒し、揺さぶっても叩いても意識が戻らない。意識障害を起こして、家のかかりつけ内科医が往診。そこで「起床不可能な程の低血圧」が発覚。無理に起こさないよう家族は留意する事になる。
冬眠状態を無理に起こすと、意識混濁・失神など意識障害を引き起こす。自然な中途覚醒を待つしかない。
冬眠症を無理に起こす危険性を知らない看護士もいて、入院中に「夜寝る為」「活動させる(治療の一環」為」無理に身体を起こされた事もある。「起立性低血圧」の比ではない意識障害を目の当たりにして、看護士はかなり動揺したらしい。後日謝罪を受けた。これは医者の伝達不足だ。もちろん医療不信は免れない。
8年前、大学病院で冬眠中の脳波・脳神経などの検査を受けた。「深い睡眠」でなく、「うつらうつら」している状態と同じだそうだ。「脳の前頭前野」が殆ど活動していない。レム睡眠状態に似ているが、ノンレム睡眠からレム睡眠を90分程度で循環する通常の睡眠とは違い、ほぼレム睡眠。聴覚・触覚・嗅覚はほぼ正常。視覚・味覚は覚醒してしまうので、不明。外界からの無理矢理な起床方法で意識障害を起こすのは、収縮時血圧と拡張時血圧の差があまりない為。上が50台で下が30後半。血圧は収縮時と拡張時の差がある事が重要らしく、身体を立てると脳に血・酸素等々が行き渡らない為に、意思障害を起こすのだそうだ。立ちくらみの深刻バージョンといったところか。
※立ちくらみも重篤な疾病が隠れている場合があるので注意
それが分かったといえ、解決策は見当たらなかったので、主治医はかなり困惑したそうだ。今現在も解決策はなく「冬眠症にならない事」が自分と家族と主治医の大きな課題だ。
なんだか疲れてきたので、今日はここまで。
過眠は「根性論」では解決出来ない
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昨夜ルネスタ1mg、ベルソムラ5mgを二回に分けて追加した。追加は2回まで・2時までと主治医に指示されている。日中の過眠はベルソムラのためか?過眠は避けたいが、入眠出来ない時の焦燥感は半端ない。まだまだ⑥の「焦り有り」不過眠状態。
(薬の自己調整許可あり)
2019(平成31)年1月22日(火)
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