どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

動物としての本能と冬眠症

動物の本能が残っているから冬眠症になるのか?

 

 年度末は大寒波が来るそうだが、確かに昨晩はかなり冷え込んだ。

 

花月はいつもの如くツレと同衾。

そこへひろも珍しくやってきたのでよっぽど咋晩は寒かったのだろう。

と言ってもひろは布団には入ってこないので、布団の上からぴっちり寄添い体重をかけてくる。

更に子供管轄のお嬢さんまで夜中に此方へやってきて、布団に入り込んできた。

人間一人より大勢の方が密積する為暖かいらしい。

ここまで過密すると寝返りどころか腕や脚も動かせない。

だが、ここまで猫達と同衾出来るのが嬉しく、暖かでもあるため多少の不自由は我慢する。

ネムーンエルボーになろうが、湯たんぽを取られようが布団を取られようが寝言が五月蝿かろうが寝惚けてひっかかれようが全ては猫様のため、この貴重な幸せ時間のため。

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 猫達の暖かさに包まれながら考える。

気温が下がると冬眠症が併発する。

 


自分が「冬眠症」ではないかと診断されたのは26歳の時だ。

36時間眠りっぱなしなどザラ

・トイレも行って1日1回

・食事も1日1回以下

・水分補給も1日2、3回程度

 

こんな感じ。只管眠りっぱなし。

「何でこんなに眠れるのか?」と自分でも思ったので、当時の主治医に訊いたところ

「冬眠症ではないか」といわれたのだ。

 

人間が冬眠?

 

と診断内容聞いた際は思ったが、

亀を飼育していたし、畑正憲氏が彼が飼育していたクマの冬眠記録を読んだ事もあったので

(自分は畑正憲しの「著作物」が好きである)

なんとなく「成る程」と納得し、認め気になった。

 

36歳の時、流石に心配した家族がかかりつけ医

精神科医でなく、いわゆる「なんでも診てくれる家族がいつも行く内科医)

に相談し、冬眠状態の自分の血圧測定等をして貰ったことがある。

あまりの結果に1度でなく2、3回訪問して測定してくれたらしいが

(自分は眠っているので測定時のことは知らない)

体温は熱の36.4℃より1℃位低い35.2℃上の血圧はなんと52mmHgや56mHmgとかでこの血圧では「とても起き上がれない」と言われたそうだ。

この事を精神科医主治医に話したところ、

冬眠は必要最小限の機能しか果たさなくなる」

とのことで、自分のこの状態は

冬眠することで自分を守っている状態」

のだという。

 
何から守る?

自分を取巻く全ての外界からだ。

 

冬眠して、弱った心の回復を促し、外界の様子を伺っているのだそうだ。

 

そして、「寒くなってくると注意するように」と指示された。

確かに自分は秋口に入ると心が不調を訴え出す。

入院する程状態が悪化した3回共、9月からダウナーになり、秋冬を経験していない。

そして寒さのピークの1,2月は鬱期ながらも安定し、3月に向けて劇的に回復するのだ。

これはまさしく「動物の冬眠」と同じだ。

 

人間も動物の一種であるから、進化の過程だかなんだかで薄まってきた「冬に備える」本能が自分は残っているのではないか。

 

今回ブログを書くに当たって調べてみたら「冬季うつ病」というのがあるそうだ。

日照時間がの減少が関係しているらしい。

日照時間は神経伝達物質セロトニン」精製に関係している。

セロトニン」は精神疾患者にはメジャーな単語だ。

もはや常識だが、セロトニン精神疾患に深く関わっている。

 

精神疾患者は脳が繊細に外界の刺激に反応しやすいのではないか?

繊細な脳は動物としての本能をより多く残しているのではないか?

 

と自分は一人勝手に考えている。

ただ自分は冬眠準備としの「過食」は伴わない。

 

自分を守る為に只管眠りの世界に逃げ込むのだ。

 

冬眠症は自分を守るという動物の究極本能だ。

 

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今日診察でセロクエルは100mg服用だが、今手元に残っている分で150mgまで調整して大丈夫だろうとなった。

眠剤も手元にあるもので調整OKの確認を取った。

自分である程度薬の調整出来るのは本当に有難い。

        2018(平成30)年12月28日(金)