どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

夢と精神状態

 嫌な夢を見るのは鬱期脱却の第一歩

 会社で年間で1、2位に位置付けられる程重要度の高いイベント担当者にの自分は全く知らないままなっていた。

そしてイベント当日、出席者も揃い始めた段階で自分はその事を知った。

フォーマルな格好が求めらるイベント担当者なのに、その事実を知らない自分は全くのカジュアルな出で立ち。叱責で済む話ではない。評価は勿論、今後の立場や人事異動(降格)が目に見えている。

「ふざけんなよ!きちんと知らせておけよ!!」

と内心で同僚上司に投げつけ、着替えることが可能か激しく思考を巡らす。

どう考えても、間に合わない。

どうする?

切羽詰まる。

 
という寝起きが最悪な夢をみた。

起きる気も喪失するし、不快感に塗れる。それこそ「鬱」な気分だ。

加わえて嫌な夢を見ている際は緊張するらしく、背中と肩がバリバリに張っている。

心だけでなく身体までボロボロになる。

鬱の泥沼に嵌っても不思議ではない。

だが自分はこう考える。
鬱期から上がっていく予兆だ。


フロイトによると

夢は、願望の充足行為    であるらしい。

人間は欲望が満足されないと欲求不満になる。

欲求不満は心身に緊張状態をもたらす。

緊張状態解消のために満足体験が必要。

実際行動を起こすことによって満足体験が得られれば、欲望は治まる。

満足体験が得られなくても、取りあえずは、発散できて、『スカッ』とする。

しかし、現実問題「社会的の目」があるため行動に移せないことが多いため、全ての欲望が、解消・解決される訳ではない。

どうすることもできず残っていまった欲望は、心の中に澱のように溜まる。

心の中に沈殿した満たされない欲望を

「架空の満足体験によって、欲望を消滅、解消させる行為」が

                (あくまでも自分の解釈)

 
そして「現実には起こってほしくない」という欲望もある。

この欲望を解消させるために現実には起こってほしくない物事の夢をみる。

夢の中で、その物事に対する予行演習をやっておき、現実に起こってしまった際に精神的に耐えられるようにしておくということだ。

 
◯WebMDによると

夢を見ていると時は基本的に、理性に関わる前頭葉はあまり働かず、

逆に感情に関わる辺縁系という部分が働く。

要するに  「夢の中の方が感情的になり、素直になる傾向」がある。

                  (あくまでも自分の解釈)

 
なので、夢を見た時の感情や考えから心理的な要素を判断することは出来る。

アメリカの兵士による統計により、

夢の特徴により、統合失調症双極性障害などがわかってきている。

 双極性障害の人はエキセントリックな夢を見ることが多く、統合失調症の人は悪夢を見ることが多い。

また、悪夢をよく見る人はパーキンソン病精神疾患になりやすい傾向にある。

 

なんだか調べて分かったような、ぼんやりした様な気がするが、

夢は精神状態と密接である  という事だ。

自分と自分の周囲の患者の話から

精神疾患は「嫌な夢」を繰り返しみることを経て、回復してゆくという事を実感している。

 
嫌な夢みたから回復基調だ。ラッキー」

というポジティブシンキングでは決してない。

 
そういう夢を見る自分」を受け入れる


これが回復への手掛かりだ。

そこには諦観も有る。受け入れ難いものでも有る。

だが、諦観・悲嘆・劣等感等々丸ごと引括めた自分を認めるという事だ。

「認めない」ことは自分の状態の把握が出来ていないと同義だから回復は望み辛い。

四半世紀以上も気分の波に翻弄されている経験から言える事である。

 
自分が「エキセントリック」で「現実に起きて欲しくない」夢をみるのは

双極性障だからだ。

そしてこの夢を何度もみることによって、自分が「精神疾患」という事を受け入れた先に症状の改善がある。

 
嫌な夢を見るのは鬱期脱却の第一歩だ

 

「模索中」と悩んでる猫

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昨晩は結局セロクエル100mg服薬した。

まあ7時に起床出来たし、気分も上がって来ている感じではあるので、このままいこう

(自分は薬の自己調整許可あり)