信頼の形
寝ている枕元に三毛が来る。喉を伸ばしていた撫でてくれとせがむ。その柔らかい喉を撫でてやりながら、三毛からの信頼を思う。
喉は急所だろうに、なんの躊躇いもなく差し出してくる。
急所は気持ちいい箇所であるのかもしれない。ゴロゴロ鳴らす喉の振動まで伝わってくる。目を細めて幸せそうだ。
ハチワレはお尻を顔に向けて寝ている。目の前にハチワレの尻。
尻も急所だろう。猫は身体が柔らかいので、尻の横に安心しきった顔をだして眠っている。
猫達からの信頼を思えば、大事にしてやりたいと思う。自分の食事はまともに取らなくても猫にはしっかり。風呂に入らずとも猫トイレは綺麗に。
もともと自傷や希死念慮はない人間だが、猫達がきてからますます彼らより先に逝く訳にはいかない。という思いは強くなり、今は「猫のために」生きているという感じだ。
よい飼い主である自信はない。遊んでやったりはしないし、餌とトイレの最低限の世話だけだから。それでも猫を可愛いと思い、甘えてくれば撫ででやり、こちらから抱きつく時もある。猫のおかげで何とか廃人にならずに済んでいる。
猫の寄せてくれる全幅の信頼。
これを裏切る事なく生活する事が、今の自分の出来る事。
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吐き気をもよおす薬はインフェクサー?あと2つの薬名は覚えられそうにない。
漢方が2種類あって、ただでさえ貰う際に山盛りの薬が、1週間分なのにやけに多い。どれも不必要なのはないはずだが、溜息つきたくなる。服薬管理が大変だ。兎に角躁転にすぐに気づけるように。