どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

主治医との信頼関係

信頼は、育てていくもの

 

昨日の診察日、20分の診察中に5回は褒められ、「それでいい」と肯定される事、両手の指では足りなかっただろう。

「褒めて伸ばす」子育ての様だ。

快復基調にあるとはいえ、まだ不安が多く微妙な時期だから、主治医から受取る自己肯定感や信頼感は重要だ。

溜薬を減らすことにしたのは、もう少し先でもよかったかと思うが、次にまた要望したらOKしてくれるだろうから、うじうじ悩まないことにする。

今でこそ、信頼関係が構築されていると感じられるが、ここまで来るのは並大抵では無かった。

信頼「ゼロ」からスタート

主治医が自分を下記の様に捉えていた。全く違うのだが。

  1. 自殺可能性大
  2. 服薬姿勢への懐疑大
  3. 治療態度への疑義あり
  4. 虚偽疑惑
  5. 医師への信頼が低い

自分が心をすり減らした順でいくと、こんなところか。

個々の詳細・対応は後で述べるとして、自分が如何に「トンデモ患者」だったかよく分かる。

背景

非常に信頼していた(←今でも出来る事なら診てもらいたい程)主治医への受診を会社から拒否され(←あり得ん上司と会社)、会社の産業医が所属する病院へ転院。ところが前主治医が精神医学界でかなりの権威?実績?だったので、どの医者からも悉く「診察拒否!」(←最低な医者達)。

病院側は会社の産業医という思惑(←結構稼ぎが良い)あり。

自分自身は入院が必要な程、辛い軽躁鬱混合状態(「入院加療必要」の診断書を上司に提出したら、「認めん」となったのが騒ぎの発端)。

「自分でいいなら診ましょう」と言ってくれたのか、言わされたのが、当時その病院に所属していた、今の主治医(今更書いてても酷い………)。

受診拒否をされまくった自分は当然「重度な医療不信」

まあタイミングというか、状況が非常に悪い巡り合わせだった。

信頼は、ただ待っていては得られない

①自殺可能性大

双極性障害自死率もかなり高いので当然なのだが、「自殺可能性大」という印象をなかなか拭えなかった。「自分は自殺はしない。考えもしない。怖すぎて出来ない」

と何度主張しても、理解してもらえなかったのは1番辛かった。自分の「自殺への恐怖心」は「するかもしれない」ではなく、「そんな痛い、不安要素しかないものは怖い」という心情理解は、自分自身への理解には欠かせない事だからだ。

これについては態度で示すしかない。ということは長期戦なので、その覚悟自体に自信が無かったから辛かったのかもしれないし、「自分を分かってくれない」という心情に直結した。

②服薬姿勢への懐疑大

自分は初めて精神科の門を叩いて、最初の主治医以来ずっと、「薬の自己調整」が許可されてきた。なので、これは実際に心理的ダメージが大きかった。まさか、取り上げられると思わずに、持っている薬の種類と量を話したら、血相を変えて「持って来て下さい。預かります(実際は取り上げる)」と言われた時は、本当に驚いた。

「持ってこないなら、診ない」と脅迫された。診察拒否されまくった自分にとって「診察しない」と言われる事は恐怖以外の何物でもない。正しく脅迫だ。どんなに、自分は勝手な多薬・減薬はしないと訴えても、その声は主治医に届かない。全く信頼されていないという事実にも打ち拉がれた。しかし、「診療拒否」に脅える自分は正直に次の診察日に薬を渡した。

その後、自分が指示どおりに自己コントロール出来ること、「信頼されていない」として傷ついた事が分かって、この件については何度も謝罪された。

※過去の主治医達が「自己調整許可」した事については、後日改めて書きたい

③治療態度への疑義あり

「自分が精神疾患である事を認めない」のとは違い、「本気で治す気あるのか?」という事。この疑惑は結構最近まで拭えなかった。

これがある限り「信頼」という言葉は無い。

主治医を利用している」とまで何度も言われた事がある。

自分の「対人恐怖症」は、主治医へも僅かではあるが発揮される。精神科は物理的に観えるものでは無いため、患者からの働きかけが重要だ。

自分から積極的に話す。伝える。訴える」そして「相談する」

この事に漸く思い至って、「対人恐怖症状引起こしているから話せない」でなく、「それでも無理して話そうとする」努力が伝わった結果、お互いの信頼関係が構築されだした

④虚偽疑惑

③に近いのだが、信用がないという事。

(全ての子が親に正直である訳ではないが、その議論は置いておいて)

自分は親・兄弟は元より、家族にさえも「偽りの自分」を演じている。これは物心ついた頃からであり、精神疾患とは関係ない只の性格かもしれないし、生まれついての脳の何らかの不具合かもしれない。

その事を当然主治医には話してあるので、時々「これは信用されてない」と感じる事がある。思い違いかもしれないが。

精神疾患者というのは精神科医に対して、ナイーブというか敏感だ。当然プロで専門家の彼等は患者側の違和感を感じているのではないかと思う。

全ての事実を話しはしないが、敢えて嘘を言ったりはしない様にしている。当然だろうが、いつも「何処かしら演じている」自分には意識していないと、「平気な自分」「元気な自分」を演じてしまう。最近漸く、素直な自分を出す様になった。当然、信頼もついてきている。

⑤医師への信頼が低い

①~④を総合した結果なのだが、他の医師に問答無用で丸投げされた事がある。

結果、自分は精神科医療不信を募らせ、全く回復せずに、主治医に熨斗つけて返されたのだ。これは双方かなり懲りたと言うか、それ以後今の信頼関係が築けているので、必要な荒療治だったのかもしれない。

主治医との信頼関係も一筋縄ではいかない。

主治医だけに求めてもダメ。自分も行動し、変わらなければ。

自分の印象としては「子供を育てながら、親も育つ」

甚だ失礼だが、自分には1番ぴったり感じるのはこれだ。

 

信頼するのはお互い様。患者の働きなしにはあり得ない

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「夕食は豚バラ炒めだ」と宣言していたのに、相変わらず「豚肉は冷蔵庫にある」と勝手に信じて買物に行き、鶏肉買った。切る段になって、豚肉ではなく鶏肉だった事発見!という鬱脳状態。

温泉卵の筈が、温かいだけの生卵を「卵が新鮮だから美味しい」と食べてくれた家族の、明日に良い事があります様に👏👏👏

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昨日の診察で加味逍遥散料訊かれて「足りてます」と言ったのに、大寒の期間に入って寒さが戻り、最大量服用したい。足りるか?

ネスタ2mg、ベルソムラは1/3錠。

        (薬の自己調整許可あり)

          2019(平成31)年1月17日(木)

今日は十日余りの月

☆☆☆   追記   ☆☆☆

(2/8『主治医との信頼関係2』の記事 ↓↓↓↓↓ 

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