どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

家族の対応と精神疾患症状

もの言わず ただ君がそこで笑むだけで  ようやく息が吐ける気がする

家族の対応如何で、症状悪化が和らぐ

 本当は、キーボード変えたことや、脳梗塞の事を書くつもりだった。全く予定通りにはいかない。仕方がない。それが鬱だ。

昨日、悪化するかと思われた鬱状態

ただボーッと座っているだけの自分に、ツレが山芋とおろし金を黙って渡してきた。

前日に「明日の晩はチジミにしようと」決めていた。

「だからか」とも「今まだ昼間やし」とも思わない。

脳は鬱で思考停止状態だ

 

ただ手が動くママに山芋を摺り下ろす。

台所へ行って、ボウルに入れて、何とは無しに人参を手に取る。

スライサーでボウルに直接どんどん摺り入れる。ツレは何も言わずにいつもの様にニコニコ笑っている。ボールの中は生地や他のネタを覆い尽くして、切り刻まれた人参の山になっている。脳の情報伝達が上手くいかない自分は、視覚は「人参色一色のボウル」を捉えて「これ人参焼じゃん」と認識しているのに、手を止める神経にはなかなか伝わらないらしい。人参以外何も見えない、混ぜても生地が絡まるのか、そもそも生地が足りるのか?という状態になって、漸く手が止まった。

「どうするよ、これ?」

普通ならそう思うだろうが、フリーズしたのだか思考停止した自分はそういう感想すら湧いてこない。ただボーッとボウルの前で突っ立っているだけ。

 

ツレは困った様子も爆笑する事も無く、ニコニコしたまま手際良く他の具材と混ぜ合わせ、フライパンを火にかける。

他の家族はまだ帰ってこない。

大体、夕食には早過ぎる。

そんな事にはお構い無しに、ツレはどんどんチジミを焼き、タレを作ったり食器を取ったり楽し気に動き回る。突っ立った自分を邪魔にする事も「邪魔かな?」と思わせる素振りも見せずに

 

焼けたチジミを大皿に盛り、いつのまに作ったのか、スープと酢の物をお盆にのせてリビングに導かれる。シンクは綺麗に片付いている。何もする事はない。

年末に、2人で買物に行ったスーパーで、セールをしていて買ってしまったレモンサワーを「はい(^^)v」と当然の様に渡される。

お腹が空いてるのか分からないとか、食欲自体が分からないとか、考える間もなく受け取ってしまった。

そのまま合掌して食べ始める。

人参色した赤いチジミ。

鬱だから、味は分からないが、噎せる様なニラの香りとやたらとシャキシャキした食感だけが脳に響く。

アルコールについては、後日改めて書こうと思うが、何の味もしなかった。

追記 ↓↓↓

kameneko.hateblo.jp

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 「塩レモン」なのに塩っぱさもレモン味もしないソレを1/3缶程呑んだら、ツレが呑んでいる蜂蜜レモンを「一口交換」と渡してきた。

蜂蜜の味だけは感じられた。

脳の栄養は糖分だけだから、やっぱり脳が疲れて鬱なんだな。と思ったら声に出ていたらしく「じゃあソレ、そのまま呑んでいいよ」と言われた。

酢の物と汁を飲んだだけで、肝心のチジミはあまり食べれなかった。

かといって、アルコールだけ摂取するのもなんだなぁと思ってみるが、スルメもチーズもサラミも、ツマミらしい物を口にする気にもなれずに結局蜂蜜レモンサワーだけを舐める様に呑んだ。

 

アルコールが呑める状態は、鬱であれ軽躁であれ酷く悪い訳ではない

(※あくまでも自分の場合)

だからアルコールが呑めたなら、その味も感じられたなら「そう悪くないんだ」と思える。

ツレはそれを、ツレ自身も自分にも確認したかったのかもれない

なんだか大きく息を吐く。

鬱の状態が悪いと、深呼吸さえままならない

今日初めて息をするみたいだ。

 

ツレが「予定通りチジミ出来てて良かったね」とか「お酒呑めたね」とか、「安心した」とか何か話かけてきたら、自分はダメだっただろう。

我儘だが、仕方ない。鬱の自分は対人恐怖症を拗らせているのだから。

 

ツレは何も言わず、不安がる素振りも見せずにいつもの様に笑顔で接してきた。

そのお陰で、自分は鬱の深淵にはまり込まずに済んだのだ。

 

明けて今日、鬱状態には変わりないが、落下しないだけで救われる。

楽しみにしていた日蝕も観れた。

まだ鬱で、脳は上手く働かないが、ツレと家族の笑顔が見れて良かったと思える。

明日は診察日だ。なんとか鬱拗らせずに繋げられた

 

大丈夫だ。

ツレがいるから、大鬱を乗り越えられる

鬱への傾化は、家族の対応で和らげる

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◇◇◇      ◇◇◇   ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇

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データから観ても、実際も、自律訓練法がぐだぐだな位には鬱である。

10時半にルネスタ1mg追加した。追加する際、ベルソムラと悩んだが、一度過眠を経験した恐怖がどうしても拭えない。慎重になり過ぎる状態になるのも鬱の傾向かとも思うが、冒険する勇気は無い。

昨夜は気温の低下に対抗できる様、「加味逍遥散料」を久し振りに飲んだ。今日はそのお陰で鬱ながら昨日より良いのかもしれない。

とにかく明日、薬の相談を忘れない様にしなければ。

                     (薬の自己調整許可あり)

            2019(平成31)年1月6日(日)

left今夜は新月