どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

双極症に変更

病名の大切さ

双極症

2018年から、双極性障害が「双極症」と病名変更になった。

「障害」という言葉が強い印象を与え、偏見を持たれてしまう場合があることに加え、患者さんの中にも「障害」という言葉にとらわれてしまう人がいないとも限りません。

引用:これだけは知っておきたい双極性障害

なるほど納得。確かに「障害」という単語は強い。「障害者」という偏見を持たれやすいだろうし、本人もしかり。人生に絶望する人もいるかもしれない。

双極性障害から双極性への変更は、患者へのある種の「思い遣り」なのかもしれない。

心の風邪

病名ではないが、表現で不味かった例が、うつ病の「心の風邪キャッチフレーズだった。誰でも罹るのを表現したいのはよい。だが「風邪」だからすぐに治る。軽症という偏見で苦しむ患者は多い。

また、うつ病でないのに少しメランコリックな気分を「心が風邪をひいた」と「今、自分は「うつ(病)」だから」と軽く言う人に、心を痛めた患者もいる。病名の持つ、社会への影響力は大きい。

分裂病

分裂病も「分裂」という言葉が偏見が多いという事で、統合失調症に変更されている。これは知名度が高い例だろう。精神が「分裂する」。間近で患者に接した経験からすると、妄想や知らぬ言葉で見えぬ誰かに向かって話しかけるなど、「分裂」と命名したのもよく分かる。が、病名で余計な偏見や先入観を持たれるのはよくない。「失調症」という病名はうまい変更だと思う。それを考えると、躁うつ病から双極性障害は、あまりよい変更ではなかったのだろう。双極性障害に変更されて、そう年月も経っていない。未だに「双極性障害」では何の事か分からない人も多い。定着しないまま、双極症への変更。今度は世間へ浸透するとよいが。病名がころころ変わると、説明する側も面倒くさい。

アスペルガー

一時期流行った?アスペルガーも「自閉症スペクトラム」だかに変わって、ASDなど略号で自分はついていけてない。すっかりおいてきぼりをくらっている。

病名の変遷は、色々と考えられた上でのことだから、患者がへんな偏見を持たれずに治療を受けられればそれでよい。

ADHD

病名は「流行り」があるように感じる。

もちろん、その病気が社会に認知され出したという側面はあるし、それはよい事である。その人の性格ではなく、なんらかの疾病であるとの認識は、患者の生きやすさに繋がる。それはそれとして、ADHDは流行りだなという思いがする。

ADHDのクローズアップによって、「自分は実はADHDではないか?」と急に不安に思ったりもした。いつまでも治らなのは双極性障害ではなくて、実はADHDで治療方法が違うのではないかと本気で思った。アスペルガーがもてはやされた時には、「アスペルガーではないか?」と真剣に主治医に訴えたものである。

病名は大事だ。病名から受ける印象や偏見。精神疾患の病名はこれからも変わる事があるのではないか。

本日の落ち処

「双極症」と呼び名が変わったから、ブログのサブタイトルやプロフィールの書き換えをするかというと、しない。

双極性障害だって、当事者を除けば、そこまで認識されていない。統合失調症と並ぶ2大精神疾患らしいが、うつ病よりも世間は知らない。100人に1人は双極性障害だというデータもあるそうだ(上に挙げた本による)。

双極症が定着するだろうか?

「双極」の部分は共通だから、そこはこの先変わらないのだろう。それにしても、偏見を避けるために病名が変更されるという事は、なんだか医学会も捨てたものではないなという気にさせてくれる。

自分は双極2型。

双極性障害だろうが双極だろうが、安定さえしてくれれば、自分も自分の周囲も何も問題はない。

病名変更は患者を思い遣ってのこと。この優しさが救いだ。

happy birthday 今日は主役5歳になりました。ウインクする猫
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10時間弱寝て、ぼんやりしている時の睡眠グラフ

なんだか今日はぼんやりしている。鬱時の様に、寝ようかとも思ったが、行動活性化でヨガも掃除もした。風呂もこと後入ろう。この調子で、何とか1日起きて過ごしたい。

ドグマチールはヨガ後100mg、夕方50mg。

加味逍遥散料朝夕2服、白虎加人参湯は毎食前3服。夜、デジレル25mg。

就寝前はセロクエル・ルネスタ3mg・ベルソムラ7.5か5mg。その時の感じで調整しよう。忘れず吸引。

                (薬の自己調整許可あり)

                 2019(平成31)年5月23日(木)

△27分9秒