どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

精神科医の手腕

精神科医の手腕と人柄

 謝罪する主治医

昨日の診察時、次の予約日が4日後になった。

ここ最近、自分の症状が不安定で薬の細かな調整が必要だから仕方のない事なのだが、主治医がやたらと謝ってくる。

別に主治医が悪いわけではない。かといって自分が悪いとも思わない。

症状が不安定なのは、主治医の所為ではなく、自分の所為でもない

薬の調整が一発で決まらないのを謝っているのか?

通院が頻繁になる事を気にしているので、「去年も2日毎に通院していたから、自分は特に負担には思わない」と伝えると、「通院が嫌にならないかと心配なのだ」と言われた。

寧ろ、不安定なのに診察の間が開くことの方が困る。

もちろん通院回数が少ないのは良い事だが、今の状態では仕方がないのだ。

名医

所謂名医というか、名人芸というか、薬の処方が一発で決まる医者もいる。

前の主治医N医師は、精神医学界で名の知れた名医だった。

患者からも医者からも信頼される医師。

今ある自分の治療態度の醸成は、N医師からの訓練の賜物だ。

そう、訓練。

服薬への姿勢、薬の調整の仕方、自分の症状の伝え方、生活の送り方等。

何より、「一生を双極性障害と暮らす覚悟がついた」のが一番大きなものだろう。

N医師は、入院中の自分の患者を毎日回診する。職場の上司へ掛け合ってくれる。過去の自分を救ってくれる。自分が捨てた、「自分の価値」を拾って、良いものだと渡してくれる。

一番辛かった時期を乗り越えられたのは、N医師に支えてもらったからだ。

転院して何年か過ぎて、障害年金申請の為の診断書を取りに行っただけなのに、わざわざ時間を開けて会ってくれ、今の様子を真摯に訊いてくれる。

今でも、診てもらえるなら診てもらいたいと思う主治医だ。

N医師は高齢だから、諦めざるを得ない。

そんなこんなで、自分の「医者を観る基準」はN医師だ。

医者の謙虚な態度

威張る医者より、傾聴してくれる医者がよい。

だが、主治医に謝罪を受ける気持ちは微妙だ。

薬の所為とも主治医の所為とも思っていないので、困惑した。

力足らずを謝っているとしてもだ。

詫びることが出来ない医者より良い事ではあるのだが。

主治医と自分の間柄だから、お互い謙虚に、素直になる努力をしている。

直近の入院中の主治医には「力不足ですみません」と謝らせた程の自分だが、今の主治医を変えるつもりは毛頭無い。

苦労して、今の関係を築いてきたのだ。

(主治医との関係構築過程↓↓↓)

www.work.kameneko.work

  こうやって主治医に謝られるのも「良好な主治医・患者関係」だからだと、思う事にする。

謝罪と怒り

注意すべきは、医者が謝ると、全て医者に責任を押し付けて怒り出す患者もいる点だ。

交通事故でも謝りすぎると、相手が悪くても自分の方に落ち度があったと思わせてしまうのと同じ原理だ。

精神疾患は、ただでさえコントロールが難しい。

加えて薬の効きへの不満だとか、待ち時間の長さとか、自分の気持ちの不安定さへの怖れとか、諸々持っている不満・不安が、「謝られる」事で、怒りという形で爆発する。

謝罪一つもなかなかに難しい。

やはり主治医との信頼関係があってこそ謝罪出来るのかもしれない。

本日の落ち処

精神疾患医の手腕は投薬・精神療法で決まる。投薬にしても、精神療法にしても、患者への接し方が肝だ。

信頼の度合いは、治療効果を大きく左右する。物理的な怪我・疾病よりも影響力が強い。

名医への道乗りは遠い。一つ一つ大事に丁寧に、患者と関係を構築する努力が必要だ。

主治医が謝罪してきたのは、良好な関係の現れだと捉える。

名医に診てもらいたい。その名医を作るのは、患者自身でもある

「見せてみよ」とゆったりと寝そべって、こちらを見るキジシロ猫
◇◇◇   ◇◇◇   ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇   

23時過ぎに眠剤を追加した、7時間半睡眠の時の睡眠グラフ
2時間の仕事でぐったり。こんなんでは毎日は働けんわ。

昨晩は「寝れん!」と思ったら、すぐルネスタ1mg追加。

ドグマチールは17時に50mg。加味逍遥散料朝晩2服。白虎加人参湯は食後になってしまったが、「飲まんより飲んだ方が良い」ので不定期に3服。反応する前にアレロック

デジレルセロクエル・ルネスタ・吸引を就寝直前に。

                     (薬の自己調整許可あり)

                2019(平31)年3月8日(金)

 ☆☆☆主治医との信頼関係記事↓↓↓

www.work.kameneko.work

www.work.kameneko.work