双極性障害だから、双極性障害者が理解出来ない
支離滅裂に愚痴、毒吐き
自覚としても客観的にも、鬱が悪化中。
主治医と「冬眠症」も念頭に置き、薬の処方を色々変えて、鋭意努力中。「入院」の選択肢もあがる中、親へも連絡を入れておいた方がよいのではと、電話をした。
それが大失敗。
先ず、兄弟が精神障害者手帳の認定?が降りたのだが、3級。「龜寝子は何級?」と訊かれた時点でヤバいとは思った。「2級」と答えれば、不機嫌さを隠しもせず、「何級まであるのか?」と訊いてくる。「JR無料で乗れるって書いてあった」と誤った情報を信じている(公共交通機関の割引情報は大事)ので、「JRは割引ないよ」と訂正したら無言。自分の状態の事を話すのやめようかと思った。でも「人に話す事は心の負担を軽くするのに大事。こういう問題は家族しか話せる人はいないのだから」と言い聞かせて、我慢した。
が、結果大間違い。10年も前の双極性障害特有の衝動買いとか、症状でやらかした事を散々詰られ、それが「龜寝子は信用ならない人間だから。病気のフリをして騙している。」とか言われて、心砕け散る。因みにそういう母は40年キャリアの双極性障害疾患者。なんでわかってくれないんだ、落ち着いて話を聞いてくれないんだ。母だって同じ病気で苦しむ経験者じゃないかと思うほど、遣り切れない。
夜、帰ってきたツレが「なんかあった?」と目敏く、優しく聞いてくれるから、「母が双極性疾患者なのに、双極性障害の事をわかってくれない」というと、笑ってツレは言った。
「双極性障害だから、理解出来ないというか、しないんだよ」
なんだかストンと納得した。
病気を認められない気持ち。「あの症状と同じではない」と思い込みたい気持ち。自分自身のやらかした無駄買い。目の前に現れなければ、忘れていたのに、気づかないフリが出来たのに、眼前で「双極性障害の状態が悪くて……」と告げられると、隠した心の蓋が開いてしまうのかもしれない。
主治医に今回の件を伝えて、当分親に連絡とるのはよそう。
と気持ちが落ち着いてきたら、ツレの様子が急変。
「龜寝子ごめん……」と真っ青で倒れこむ。息が浅い。子どもはまだ帰ってこない。救急車を呼んだ。
不整脈で心拍数が10以上少ない。40とかで生きていけるのか?
病院でバイタルに繋がれたツレと話している自分に、当直医が問いかけてきた。
「いま、何を服薬してますか?」
てっきりツレの事かと思ったら、自分の事だった。
ツレとの会話で自分が精神疾患である事を見抜いたらしい。もしかしたら取り乱した様子からも。
それと、運び込まれた病院は、1年前に自分が救急で運ばれ入院もした病院だ。誤魔化しようもない。
救急医療室の外廊下で、薬と自分の現状を訊かれ、付添はダメだと、帰るように言われた。双極性障害が軽躁に走る危険性もあるし、悪化中の鬱が酷くなるからというのがその理由だ。しかも今後も面会禁止。
冷静に考えれば、これは双極性障害である自分を守るためのそちだろう。が、受けた衝撃は大きすぎた。
仕事先から飛んできた子どもに付き添われて帰宅し(一人で帰るのも危険と判断された)子どもがツレに付き添うことになった。
自分が親への愚痴を興奮して話したから、ツレがこうなったのか?
自分のことにだけ必死で、ツレの今までの変化に気づかなかった自分。
心が押し潰されそうに、心配なのに、脳の何処かはぼーと働いていない感覚。
逸る心と回らない脳。
一体自分はなんなのか?
起きていてもツレの見舞いは行けない。
それならば、せめて眠りの世界へ逃げてしましたい。
だけど、眠れない。
心と脳と体と分離した様な自分は、一体どうすればいいのか?
ツレが落ち着きます様に。何事もありません様に……
ただ祈るしかできない……
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇
起床すぐ白虎加人参湯と加味逍遥散料服用。
その後、また17時まで寝た。
今日も寒気団が降りてきて、風が強く、音が寒さを伝えてくる。
もう2月……
(薬の自己調整許可あり)
2019(平成31)年2月1日(金)