入院の効果
入院の効果は暫定的
昨日診察で、主治医が「入院」について話した。
今の鬱状態はそれぐらい悪いという事なのだなと認識を新たにした。
「大鬱より快復途中の鬱」という感じの中にいる自分には、一般的？な鬱のレベルとして診たらどうだ？という比較は出来ないので、主治医の意見は有難く、尊重する。
じゃあ、すぐ入院するのか？といったら、多分しない。家族の考えは別かもしれないが。
入院の効果 自分の場合
「短期間での鬱からの脱却」を狙うのであれば、入院は効果的だ。2ヶ月もすれば、家族が喜び、看護士も安定・寛解に近いと判断するし、「何故まだ入院しているのか？」と入院患者達から言われるほど回復する。
だが直近2回の入院では、退院後4ヶ月から6ヶ月後に大鬱に突入するという経過を辿っている。効果は1年も続かない。これは中期的ともいえない。非常に暫定的。
それを2年連続繰り返しているので「入院しても意味が無い」と自分は考えている。服薬を止めたり減薬した訳ではない。だから余計に懐疑的になる。主治医もそう指摘されると、苦い顔で黙るしかない。
金がかかって、借金が増えるだけ。
昨日も「入院ってお金かかるんですよね～。しかもまた直ぐ繰り返すし……」という自分の返答に、主治医はやはり苦く笑っただけだった。
入院は疲れる
入院生活は24時間監視
これをストレスに感じる人は多いだろう。日常生活では、家に帰れば他人の目を逃れ「素の自分」でいられるが、入院中はそうはいかない。寝ていても巡回される。気が休まる暇が全く無い。
行動の制限・強制
集団生活でもあるし、「生活リズムを狂わせている」精神疾患者の治療の一環として、起床時間から就寝時間までスケジュールはびっちり決められている。逆らう手段はほぼ無い。食事は行かなければ強制連行される。シーツ交換は有無を言わさず起こされる。入浴や各種活動（作業療法や話）も、ほぼ半強制。活動によっては強制すらある。
これも多くの人が、ストレス感じやすいのではと考えるが、どうだろう？
対人恐怖症とは他人から受けるストレスが強いという事だ。鬱で対人恐怖症を悪化させている自分は「他人に指示（干渉）される」事が苦痛でならない。「時間通りに行動する」のが嫌なのでなく「他人から干渉される」のが嫌なのだ。それを我慢するのだから、相当疲れる。
「よい子」を演じる
早く退院したい自分は「安定している」フリをする。
主治医から「龜寝子特有の症状？」と言われる行為だが（この事については後日改めて書きたい。鬱の時に出る）自分は嫌な状況に対応する為に演技をする。
退院する為には、安定している事・治療(行動)へ積極的な姿勢。要するに自分を偽る。医療関係者を騙す。治療とは逆行した行動だが、兎に角早く退院したい。
朝は起床後、ベッドの上でストレッチ・ヨガ・筋トレ（腹筋・腕立て伏せ）。食事も完食。入浴も各種活動も率先して行う。看護士・作業療法士・介護職員等と積極的にコミュニケーションをとる。適度に明るく、元気よく。よい子・よい患者を演じるのだ。
もともと内心と外見が大きく隔たった「見掛け倒し」な人間なのは、重々承知している。それが大きな悩みであるぐらいに。それをフルに活用するのだ。
無理矢理演技しているのだから、疲労は蓄積する。24時間休みなしだから、心と脳は疲労困憊。
だから退院直後にどっと倒れる。全く入院する意味なし。「また自分を偽った・他人を騙した。それも自分を治そうとしてくれる医療関係者を……」と凄まじい罪悪感に打ち拉がれる。それならば、演技しなければいいのにと思うが、それが出来ないから混迷を深めるのだ。
なんとしてでも退院したい。自分で入院選択した際にも演技してしまうので、矛盾しているが、どうしようもない。むしろ「演技する自分」への悩みは深い。
金銭問題
限度額認定証を使っても、家計に占める割合は大きい。家族一人一人がその額を使えるほどの収入はないのだ。寧ろ、家に居て籠っている方が支出は少ない。大鬱の時などただ寝ているだけだから、光熱水費はかなり減る。食事はしないので、食費もかからない。
加えて鬱の時は対人恐怖症が悪化しているので、個室は必須。入院当初は治療に必要と認められる事が多いが、ある程度経過すると「人馴れ」することも治療の一環と判断され、そこから個室代が掛る。貯金を喰い潰してからは、親戚に借金して入院費を払った。借金する事でまた、ストレスは増大する。
借金は嵩むが、治療効果は感じられない。疲れてまたすぐ悪化させる。
自分にとって入院は、ストレス過大すぎて、効果を感じられない
吹雪で外は見えない。春雷が凄い
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夢は見てないが、データで観るにレム睡眠少なくなってないんじゃ……
まあ、文句言わずにデジレル。
ベルソムラ1/3錠・ルネスタ2mg。加味逍遥散料は朝晩2回食前に。
（薬の自己調整許可あり）
2019（平成31）年1月26日（土）
