どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

鬱を悪化させる思考の方向

鬱の波に飲まれるかは、考え方次第

 

料理を作るというのは、複雑な脳思考が必要だ。

繊細に手の動きをコントロールし、同時に複数の仕事をこなさなくてはならない。

切りながら、次の手順を考えたり、焦げてないか確認したり、時間をチェックしたり……

一品でも凄い脳の処理だと思うが、二品三品同時に作り、全てが出来上がった時には流しも片付いているなど、どれだけ優秀なんだ。

一家の台所を預かる人間が鬱になったら、家庭が崩壊するのはよく分かる。女性がその立場にいる事がまだ多いから、女性が鬱になった家庭は機能不全に陥りやすい。

鬱は脳の病気だ。脳が働かないから、料理が作れない。家事が出来ない。

出来ない事で、自分を責め、自己嫌悪・自己否定などから更に鬱が悪化する。

鬱スパイラルだ。

 

昨日、きのこカレーを作った。

作ってみる気になった、その時を逃さずスーパーに行った。

「冷蔵庫の中身を確認する」なんて、これっぽっちも浮かばない。

牛肉と、2L ¥1350のミディアムボディ赤箱ワインと、突然気になったノンアルコール飲料だけを買った。

きのこカレーを作るのに、肝心の「きのこがあるか無いか確認する」事など頭に浮かばない。

野菜室の物を全部台に載せる。

ほうれん草?何これ???と混乱する。

初っ端から普通でない行動のオンパレードなので、脳が働かないが故に起こった事象をあげてみる。

 自分を鬱に陥れる行動

  1. 冷蔵庫の中身・家にある材料を確認せず、買物に行く
  2. ご飯を炊くことが思いつかない
  3. 調理場に冷蔵庫の中の野菜を全て載せ、散乱させる
  4. 野菜全部を使わないといけない気がする(ここで脳が一度フリーズ)
  5. そのくせ材料の切り忘れが多い(調理場が散乱しているから)
  6. 何度も包丁やまな板を洗って片付けたり、使ったりする
  7. 野菜を炒め、水を入れる段になって、肉を入れてない事に気づく
  8. 煮込む際に、鍋に土鍋の蓋をする(蓋は横に置いていたにも関わらず)
  9. タイマーをどう使うかが分からない
  10. 煮込んで混ぜる際に、ニンニクが、ジャガイモの様に厚切りという事に気づく
  11. ルウを入れる際に、ルウが足りない!ことに直面する

 こんな感じ。

「11」は「1」に繋がるが、精神へのダメージが格段に強いので、別立てにした。鬱落下中なら、即ゲームオーバー。再起不能

「7」 が次にダメージ大。調理を辞める可能性ありレベル

「2・6 ・8・9・10」 脳が働かないので、要領というか見落としが多くなっているだけ。かなりのダメージ

「3・4」 は判断力が低下している証拠。「5」はこれらの付随というか二次災害。地味だが確実に精神を抉ってくる

 

普段の精神状態なら

1 ルウも含め確認して買物へ

2 忘れようがない。今回は家族からの指摘で「飯なしカレー」は回避できた

7 牛肉は生で食べることもあるし、火が通りさえすれば炒める順番は問題でない。この後20分は煮込むので、炒めてなくても問題ない

8・10 笑ってすませる

11 気づく時によって、材料を減らす。水を減らす。蓋をせずに煮込む。小麦粉や片栗粉を投入する。家族に伝えて買ってきてもらう。ルウなんて何とでもなる。スープカレー」と言い張る最終手段すらある

 

 鬱状態が同程度でも思考の仕方が違う

同じ程度の鬱状態でも「落下中なのか、上昇中なのか」で思考パターンは大きく異なる

時間軸を無視すれば、同じ鬱程度なのだから、同じ思考をすれば鬱の泥沼に嵌らずに済むのにと思うが、そう上手くいけばこんなに鬱で苦労しない。

見辛いが、下にグラフを例にあげる。

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A地点・B地点が同じレベル(縦軸高さ)の鬱状態として、Aは悪化中、Bは快復中。

横は時間軸。

Aの時は先に書いた様に、「出来ないダメな自分」「こんな些細な事さえ出来ない」などなど自虐・自己嫌悪・自己否定に塗れて、鬱を悪化させる。

Bの時は「仕方ない」と「鬱だからこんなもの」とある種諦観と、自己の鬱状態の許容・把握ではないか?

それと、「出来た事柄」「出来た自分」の肯定

この何かしらの「肯定感」は大事だと考えている。

 

とか書いてる自分がなかなかそうは思えないのだが、まあこれも認知行動療法ってことで(汗ッ;;;

因みに、昨日自分は鬱落下していない。これは「だって鬱だ。こんなもの」と思いもしたが、「考えるのを放棄した」というのが正しい。

何も考えない。思わない。感じない。

そうすれば、ダメージを受けることはない。

「みてるだけ~~」

昔のCMを思い浮かべて、ただ自分の引き起こす事象を淡々と見るだけ。

 

ジャバジャバとしたスープカレーとも言えないカレー味の汁を、文句も言わず食べる家族には感謝しかない。

今世では迷惑かけるしか出来ないだろうから、来世には季節の訪れを知らす小さな花か鳥にでもなって、彼らの喜びに関与できたら嬉しい。

この先も自分は何度も鬱になる。その時に今回の考察が少しでも「足し」になればと思う。

考え方一つで鬱は悪くも良くもなる

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ミケのツッコミは無しの方向で(^_^;)

 

このブログは自分の認知行動療法の一環なのと、双極性障害にとって性行為は重要なキーでもあるので……

昨夜、ツレがそういう触れ方をしてきた。自分はイけはしなかったが、嫌ではなかった。中途半端に終わって、ツレには大変申し訳なかったが、気持ちよかった。記録までに

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1時半。眠剤追加するギリギリの時間だ。気管支の発作が少し起こっているので、吸引もして、ルネスタ1mg追加した。半分に割ろうか悩んだが、発作が起こっているので、眠る方を優先した。加味逍遥散料も気管支発作に利けばと服用した。

結果、即入眠出来たが、朝が眠すぎる。(このデータ止めた後、実は寝ていた)

今晩は明日はベルソムラは1/2錠(三分割しか考えていなかった事に漸く気がついた(ー ー;)・ルネスタは2mgでいこう。

       (薬の自己調整許可あり)

          2019(平成31)年1月11日(金)