どうせ此の世は偽りばかり

双極性II型+対人恐怖症で引きこもりの「足掻き」徒然

マリンライナーのロマン

今回の出張で、楽しみな事が一つだけある。それは、四国に渡るマリンライナーに乗る事だ。

四国には多分両手の指の数以上に何度か行った事があるが、フェリーや車かバイクで鉄道は経験がない。バイクを引退し、車も状態が悪いと運転しないから、もう3年以上四国に渡った事はない。去年も話はあったが、既に精神状態が危なく、他にも予定があわなくて行かなかった。なので、仕事の話はすぐにOKした。きっと受けた時もやや軽躁だったんだな。

岡山からマリンライナーに乗り込む。

橋を渡るので、どちら側に座っても海は見えるはずだ。

自由席しか座る金はないし、スーツケースもある。6日間分だからかなり大きい。窓側は最初から諦めている。日本一の海峡橋だから、ちまちましなくてもドーンと海が見えるはず。

早島・児嶋と「(海に浮かぶ)島か?」と紛らわしい。でも「島」が地名についているから昔は島だったのかも。

トンネルが多い。

九州と本州を繋ぐ鉄道は、地中を走る。まさか、四国へも地下?

いやいや、確か橋の下の方が鉄道だったはずだと何度も言い聞かせる。

それにしても、橋はロマンを感じさせる。大体大きな橋は、観光名所だったりする。きっと人は、海の向こうに伸びる橋に夢や浪漫を感じるのだ。

そう考えている間に、いよいよ橋だ!海を渡る。

隣の窓際に座る人がブラインドを閉めているのが残念だが、なんせ海のど真ん中を渡るのだ。遠くの車窓でも、反対側の窓からでも海は見える。

テンションが上がる。

結構高い。

確か、橋を上中下に分けると、下だか中だかが鉄道路線だ(記憶違い?)道路は一番上だ。という事は、あんなに上を走っていたのか!そんなに上を走っていたのかと、走った昔を思う。台風の中、渡って直ぐに通行止になった日もあった。だから自分は鉄道でも雨が降ったり風があると、渡れないのではと危惧していた。昔のフェリーしかない時代を考えれば、それでも安定した交通手段なのだろうが……

海は綺麗で穏やかな表情を見せる。

いいなぁ。海の上を渡る鉄道。

自分で運転していたら、よそ見は出来ないし、そもそもフェンスでそこまで見えない。高速道路だから止まって景色を眺めるわけにもいかない。途中あるSAで眺めるだけだ。

鉄道の醍醐味を満喫する。閉まったブラインドの下から覗いてみたり、子供のようだ。

方向音痴だから、まだ日があるうちに宿に入った。

せっかくうどん県に来たのだから、夕方宿を出て、近くのうどん屋に入った。

奮発して釜天うどんに日本酒を一杯。

注文すると「時間は大丈夫か?」と確認された所から、期待が高まる。

隣の席の客は、メニューにないが、何か天ぷら一品欲しいと店員のおばさんに相談している。何でも揚げてくれるらしい。竹輪でも、地海老でも一品からOKらしい。なんかいいな。こんな店。そうそう、香川のうどん屋さんはおでんも置いている。これがオススメと、以前香川の知人に聞いたっけ。

そんなこんなで、出張の移動日の今日は、テンション高め。

明日が雨なのがちょっと憂鬱。

普段の雨は嫌いではないが、出張という出先では別。荷物もあるし、服が選べない。もちろん雨の用意もしているが、実際振るのは別問題。

これがただの旅なら雨でも問題ないのだが……

といっても、天気は変えようがないので、雨は明日1日だけらしいから、明日を凌げば何とかなる。

少し嬉しかった初鉄道での四国入り。

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風呂上がりにデジレル。就寝直前にセロクエル・ベルソムラ・ルネスタ

ドグマチールは出立前に150mg。白虎加人参湯は食前3服、加味逍遥散料は朝夕2服。

△34分54秒